話題のマイクロウェディングって知ってる？新しい結婚式のカタチとは

最近、マイクロウェディングという言葉を耳にしたことはありませんか？

マイクロウェディングとは、近年アメリカのセレブ層を中心としてブームになっている新しい結婚式のスタイルです。マイクロという名の通り、少人数のゲストを招待して行われます。

しかし、少人数だからと言って決してこじんまりとしたものではないのが特徴です。

今回は、そんな新しいウェディングのスタイル「マイクロウェディング」についてご紹介いたします。

マイクロウェディングとは

マイクロウェディングとは、親密な関係であるゲストを呼ぶ結婚式のことを指します。

従来の結婚式と異なる点は、招待人数がごく少数であることです。20名程度、多くても50名程度の規模の結婚式のことを意味します。

ウェディングコーディネーターにまるっと結婚式の計画をお願いしたり、自分達で企画したり、式場やスタジオを利用したりと、マイクロウェディングを叶える方法はいくつかあります。

これまでの結婚式では100名規模で行われるのが一般的でしたが、マイクロウェディングでは従来の結婚式の良さを残しつつ、その規模を小さくし、リラックスした雰囲気で行います。

「広く」「華やかに」行われるのがこれまでの結婚式だとしたら、マイクロウェディングは「狭く」「親密に」という印象です。

「伝統的な結婚式にも憧れるけど、時代に合った式にしたい」というカップルのニーズをとらえた結婚式のスタイルと言えます。

マイクロウェディングの歴史

私たち日本人にとって「マイクロウェディング」というのは、あまり聞きなれない結婚式のスタイルですが、じつは古くイギリスや西ヨーロッパ各国では多くのカップルがこのスタイルのウェディングを選んでいました。
そして2018年頃から徐々に、アメリカで最もトレンドのウェディングスタイルと認識されるようになりました。

その後、2020年に世界中でコロナウイルスのパンデミックが起こり始め、大規模な結婚式が次々と見直されるようになりました。

そこにきて、すでに注目が集まっていたマイクロウェディングの人気が加速したのです。

大規模なウェディングから小規模なウェディングへ、という流れは日本だけはなく世界の潮流と言えるでしょう。

マイクロウェディングが選ばれる理由

近年、世界中で多くのカップルがマイクロウェディングを選んでいるのにはいくつか理由があります。

マイクロウェディングの特徴と合わせて、それぞれご紹介します。

自由な結婚式を実現できる

マイクロウェディングの特徴は、その自由度にあります。結婚式を控えたカップル達は、従来のウェディングにとらわれない新しいカタチで式を行うことができます。

大規模な結婚式では多くの人を招待するため、広い会場をおさえる必要があります。おのずと、結婚式を開催する場所は限られてきます。

一方で、マイクロウェディングなら招待するゲストが少ないのでとても柔軟で身軽です。

結婚式の開催場所としては例えば、宿泊もできるこじんまりとした一軒家や、有名なシェフが腕をふるうレストランやカフェ、青空が眩しい緑豊かなガーデン、波音を聴きながらバーベキューができる海辺などがあり、その選択肢は幅広いです。

「貸し切る」と聞くと、ものすごく高価なことのように思えますが、最近のウェディングの形は多様化しているので、意外とリーズナブルな価格帯から利用できますし、思った以上にコストパフォーマンスに優れていることも調べていくと気づくかと思います。

小規模だからこそのメリットを活かして、場所選びをすることができます。

結婚式の準備が楽になる

また、結婚式は準備が大変ということはみなさんも一度は聞いたことがあると思います。

先輩花嫁達の意見で必ず上がるのが、準備の大変さです。

招待する人が多くなればなるほど、各自のスケジュール調整や交通機関の手配、アレルギーの有無の確認、席次表の配慮、余興やスピーチの打診など、やることは山積みになります。

マイクロウェディングでは、招待する人数が親密で限られた人だけになるので、新郎新婦の負担はぐっと軽くなることでしょう。

大切な人に見守られながら誓いをたてられる

マイクロウェディングに招待するのは、ごく限られた近しい人だけです。だからこそ、共有できる思い出があるはず。

祖父母からもらった大切なネックレスやピアスを身につけたり、家族同然のペット達に参加してもらったり。そんなキーアイテムとも言えるようなものを演出にそっと取り入れるのもマイクロウェディングの醍醐味です。

大切な人たちに見守られながら二人の誓いや約束をたてることで、より二人の絆は深まります。また、お二人の関係は最愛の人たちから祝福され応援されているものなのだと実感できるでしょう。

大規模な結婚式ではなかなか難しいですが、マイクロウェディングなら来てくれたゲスト一人一人に長文のお手紙を用意することもできます。来てくれたゲストへ深い感謝を伝えられる場になることでしょう。

コロナ禍での結婚式として最適なスタイルである

2020年の最も大きな出来事といえば、コロナウイルスの感染拡大です。この出来事により私たちの生活様式は一変しました。

それは結婚式においても同様です。これまでの大規模な結婚式は、感染リスクの観点から中止や延期になり、お酒の提供も控えられるようになりました。

そんな中で、少人数の近しい関係の人だけを招待するスタイルは時代に合っていると言えます。

ゲストの人数が少なければ、新郎新婦もゲストも式場スタッフもより感染リスクを下げられますし、安心感を持ってその場に集まれるでしょう。ご年配の方から、小さいお子様まで幅広い年代の方が集まる場だからこそ、少人数で開催することに良さがあります。

コスト面でメリットが大きい

最後に、予算もマイクロウェディングが選ばれる大きな理由の1つです。

国内の結婚式においては、招待するゲスト一人あたりにかける費用は増加傾向にあります。お料理のグレードをアップしたり、引き出物を用意したり、プチギフトのクオリティも上がっています。

しかし、そもそも招待する人数が少ないので、結婚式全体にかかる費用は従来の大規模な結婚式に比べると大幅に下回る可能性が高いのです。

時代の流れとしては、限られた少数のゲストだけを特別な結婚式に招待し、たっぷりと贅沢におもてなしする、というのがトレンドです。一生に一度の大切な日を、一握りのゲストとリラックスして過ごすのが人気。

もちろん、少人数だからこそ贅沢にすることも可能です。贅沢にすることも、予算をタイトにすることも可能になるのがマイクロウェディングです。

マイクロウェディングを成功させるポイント

マイクロウェディングは、これまでの価値観にとらわれない自由な発想力が大事。

しかし、決まった型がないからこそ、どのように進めていけばいいか迷いますよね。

そんな方のために、ここからはマイクロウェディングを成功させるポイントをご紹介します。

理想の結婚式を決めよう

まずは理想の結婚式を思い描きましょう。マイクロウェディングは、あまりにも自由なのでどこから手をつけたらいいか…、と立ち止まってしまうかもしれません。

そんなときは、まずは自分達が結婚式をする場所をイメージすることが大事です。「結婚式をどこでやるのか？」を考えましょう。

例えば、おいしいと評判のレストランを貸し切って結婚式をしたいなら、何人くらいのゲストを招待できるかを計算できます。

まずは場所をイメージして、ゲストのピックアップはそれから、という順序がおすすめです。

結婚式当日に身につけたい衣装を選ぶ

結婚式で大事なことといえば、衣装です。

花嫁のウェディングドレスも、新郎のタキシードも、それが写真に残るのだから、こだわって選びたいものですよね。

数十年後にあなたの家族が写真を見返したときに「素晴らしい写真だね」と言ってくれるような、思い出に残るものを選びましょう。

式場やスタジオで借りることもできますし、最近では自分達で用意するカップルも増えています。着てみたい憧れのブランドがあるのなら、ぜひ妥協せずに手に入れたいものです。入念に打ち合わせをして、入念にフィッティングをして、納得いくまで悩みましょう。

当日の写真にこだわる

招待するゲストが少ないからと言って、写真に妥協してしまうのはおすすめできません。

結婚式はたった数時間の出来事ですが、その後何年、何十年も思い出に残り続けるものです。

写真の枚数やクオリティは結婚式を左右する大事なポイントです。

プロにお願いすることはもちろん、これまでの経歴やこれまでに撮影した写真のテイストなどをじっくり見て、自分達の結婚式に相応しいかどうかを検討しましょう。

自分達だからこそできるウェディングを

マイクロウェディングは、招待するゲストとの距離が近く、少人数だからこその深く思いやりのあるおもてなしができます。

自分達がどんな人にどんな感謝を伝えたいのか、という視点で作り上げるマイクロウェディングは、きっと一生物の思い出になるでしょう。

これまでの人生を振り返り、たくさんの人たちに支えてもらっていたんだと再認識できる結婚式になるはずです。ゲストと温かく触れ合い、有意義で貴重な機会にしましょう。

沖縄リゾートウェディングは、そんなマイクロウェディングを叶えてくれる絶好の機会となるはず。もし興味がある方は、ぜひいろいろな式場やスタジオを見て回ってくださいね。