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琉球藍染という染物を知っていますか?染物の一種なのですが、染料に「琉球藍」という、国内では沖縄にのみ生息している植物を使っており、沖縄でしか作ることができません。
つまり琉球藍染の色は、沖縄でしか出せない唯一無二の色。沖縄だけというところにロマンを感じますよね。
しかし、染物というと着物のイメージが強いかと思います。引き出物に使えるような、琉球染物を使ったアイテムがあるのでしょうか?
じつは琉球藍染の用途は衣類や家具、小物類など幅広く、日常使いから引き出物まで、いろいろなシーンで活躍しているんです。
そこでこの記事では、引き出物にぴったりの琉球藍染アイテムを紹介します。知れば知るほど欲しくなる、琉球藍染の特徴や歴史、魅力をご覧ください。
琉球藍染とは、沖縄で生産される染物のひとつです。琉球藍(りゅうきゅうあい)という植物から作った染料を使い、独特な藍色の染物を作り出します。
その色合いは海の色とも空の色とも違う美しさ。藍一色に染めても美しいですが、絞りを入れたり、グラデーションを付けたりしても、それぞれ違った美しさを楽しめます。
まずは、沖縄の伝統工芸である琉球藍染めの特徴や歴史などについて説明します。
琉球藍染は、日本国内では沖縄にしか生息していない植物「琉球藍」から作った染料を使った染物です。
本州にも「藍」という植物が存在しており、本州で作られる藍染には、この藍から作られた染料が使われています。
琉球藍と藍は、両方とも見事な藍色を生み出してくれる植物なのですが、じつは植物分類上ではまったく異なる植物。では親戚のような存在かと言えば、そもそも科から異なるため、むしろ似ても似つかぬ植物と言えます。
しかし、琉球藍から生み出される藍色は、本州の藍に勝るとも劣らない美しさ。まさに、沖縄でしか生み出せない唯一無二の藍色なんです。
琉球藍染の歴史は長く、そのルーツは、今から6世紀前の15世紀にまでさかのぼります。
当時、中国や朝鮮などの国々と盛んに貿易を行っていた琉球王国は、貿易を円滑に進めるために、染織物の発展に力を入れていました。
琉球王国は、海を越えてやって来る外来文化を柔軟に吸収しつつ、染織物の技術を発展させていくことで、やがて染織物の技術で一定の地位を確立します。
しかし、第二次世界大戦の折、島全体に大打撃を受けた沖縄では、染織物文化も壊滅の危機へと追いやられます。
そんな逆境の中、近代になって芽吹いてきたのが琉球藍染。琉球藍染は、琉球王国時代に築いた染織物の技術をベースに新たな発想で発展してきた、温故知新の染物なのです。
琉球藍染が持つ魅力の一つに、藍と白が織りなす美しいグラデーションがあります。
このグラデーションは染め方次第で無限に変化し、染め方ひとつ、作り手ひとつでじつに多彩な表情を見せてくれます。
生地が持つ素の色と自然な藍色のグラデーションは、まるで沖縄の海が見せるグラデーションのようであり、日が落ちた後の空のようでもあり、それらとまったく違う色のようでもあり……。見方一つでもさまざまな捉え方ができる、不思議な色合いをしています。
ただ、唯一確かなのは、それらの色がどれも心を打つほど美しいということ。琉球藍染は、自然が持つ色の濃淡がいかに美しいものなのかを教えてくれます。
琉球藍染は、沖縄の人々の生活に根付いて発展してきた染織物。服に、家具に、小物に、いろいろな場面で日々活躍しています。
そこで、沖縄で作られている琉球藍染アイテムの種類を紹介します。それぞれ、用途別に紹介しますので、引き出物にぴったりのアイテムもぜひチェックしてくださいね。
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琉球藍染めは、ワンピースやTシャツなど、毎日の服を彩る場面でも使われています。
ワンピースなら白ベースに藍のグラデーションを乗せたり、リネンをデニム風に染上げたり、服全体にグラデーションをかけたりといったように。
Tシャツなら、服全体を淡い藍に染めたり、絞りでボーダーを作ったり模様を描いてみたりといったように。
琉球藍染で染めた服はカラフルな色合いではないのですが、落ち着いていてどこか新しい雰囲気のある、味のあるデザインに仕上がります。
クッションやのれんといった、家庭で使う家具類にも琉球藍染は使われています。
染物を取り入れた家具というと和風なデザインをイメージすると思いますが、琉球藍染を取り入れた家具にはモダンなデザインの物が多いんです。
琉球藍染が持つこの「藍」という色は、その濃淡で色自体が持つイメージを変えることができる不思議な色。薄く染めればイグサのような和の雰囲気になりますし、ブルーに近い色で染めれば、地中海を思わせます。
その藍色に幾何学模様やマーブル柄を組み合わせることで、印象は一気にモダンに。洗練されたインテリアに似合う、高級感のあるアイテムに仕上がります。
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琉球藍染を引き出物に取り入れるなら、ストールやバッグなどの小物類がおすすめです。
ストールはナチュラルで品のある風合いが特徴。どんなファッションにも合わせやすいため、贈る人を選ばないオールマイティなアイテムです。
春や夏に出番が多く、単純になりがちな夏のファッションにワンポイントを添えてくれます。
また、バッグはトートバッグやパンプキンバッグなどがおすすめ。爽やかな藍色が夏の景色に映えるため、マリンイメージのアイテムを選ぶとオシャレに決まりますよ。
帆布のような厚手の生地でもしっかり染まるため、色落ちを気にする必要が無いのも嬉しいポイントですね。
沖縄ウェディングの引き出物を選ぶとき、何をポイントに選びますか?
やっぱり外せないポイントは沖縄らしさ。さらに、高級感のある品質のいいものだったら言うこと無しですよね。
琉球藍染めは、そのどちらにもマッチするアイテム。ここでは、琉球藍染めが引き出物にぴったりである3つの理由を紹介します。
沖縄ウェディングを始めとするリゾ婚の引き出物には、その土地ならではのご当地感があるものを選びたいですよね。
実際、沖縄ウェディングの引き菓子には、ちんすこうや黒糖スイーツなどが選ばれることが多く、ゲストからも好評です。
琉球藍染は、沖縄にしか生息しない琉球藍で染められた染織物。沖縄でしか出すことができない唯一無二の色です。これ以上ないほど沖縄の雰囲気を感じられるでしょう。
琉球藍染はお土産で買っていく方も多いので、もらった側からすれば、思いがけぬお土産をもらった気分になれるのではないでしょうか。
引き出物選びのもう一つのポイント、高級感や品質についても、琉球藍染はバッチリクリアしています。
引き出物とは、物と一緒に感謝の気持ちや想いでも贈るもの。せっかく贈るのなら、長く使い続けられる品質のいい物を贈りたいですよね。
ギフトに選ばれる琉球藍染めはほとんどが職人の手作り。一つ一つ丁寧に染め上げていくため、色合いにこだわりを感じますし、物の作り自体もとても丈夫です。
琉球藍染めは長く使うことができる職人こだわりの一品。ゲストとの末永いご縁を願って、本当にいい物を贈ってみませんか?
引き出物にイチ押しのアイテムが、ストールやバッグといった小物類です。
琉球藍染のアイテムには、ほかにも服や家具類などがありますが、どちらも相手を選んで送る必要があります。
一方、ストールやバッグといった小物類は贈る相手を選びません。男性でも女性でも使いやすいアイテムが多いため、扱いに困ることも少ないでしょう。
さらに小物類のいい所は、いつでも気軽に持ち歩けるということ。結婚式の思い出の品といつも一緒にいられる利点があります。
沖縄での楽しかった思い出といつも一緒にいて欲しい。そんな想いを込めて、家族や大切な人に琉球藍染のストールやバッグを贈ってみてはいかがでしょうか。
琉球藍染は、沖縄だけで作られる唯一無二の色を持った染織物。沖縄の自然が生み出した、自然のあちこちにあるような、それでいてどこにも無いような不思議な色合いが魅力です。
そんな琉球染物のいいところは、ご当地感・高級感・品質のすべてを兼ね備えていること。
長く大事に使える、本当にいいものを贈ることができるんです。
大切な人にこそ、本当にいいものを。家族や大事な人に、沖縄の思い出を込めた琉球染物を贈ってみませんか?