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20代を過ぎると、学生時代の友人や職場の同僚が結婚する機会が増えてきますよね。そんな中で、『友人代表スピーチ』をお願いされることもあるでしょう。友人の結婚式でスピーチを頼まれたけれど、何を話せばいいのかわからない!と嬉しさと同時に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
結婚式のスピーチを成功させるために最も重要なのは、事前に話す内容を準備してしっかりと練習することです。人前で話すのが得意で、すらすらと素晴らしいスピーチをする方もいますが、話すことが苦手な方や緊張しやすい方も多いでしょう。そんな方々のために、友人代表スピーチで失敗しないコツや、スピーチの基本構成をご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
結婚式の友人代表スピーチは、過去の思い出を振り返り、二人にとってもっとも印象深いエピソードをテーマとして選びましょう。スピーチの成功の鍵は、結婚する友人を「褒める」ことです。これが良いスピーチの基本です。
スピーチの締めくくりには、二人へのメッセージを込めましょう。友人の結婚相手についても触れ、「これからもよろしく」と「お幸せに」を最後に伝えると、スピーチがきれいにまとまります。
スピーチの長さは平均して5分以内が目安です。長すぎると「長い」「まとまっていない」といった印象を与えてしまうことがあります。スピーチを成功させるためには、何を伝えたいのかを明確にすることが大切です。
結婚式での友人代表スピーチは、次の4つの構成に基づいて考えましょう。
基本的にこの4つの流れで問題ありません。それでは、「祝福の言葉」「自己紹介」「結婚する友人との思い出エピソード」「二人へのはなむけ、締めのメッセージ」について、それぞれの例文も含めて詳しく見ていきましょう。
スピーチを始める際は、まず最初に祝福の言葉を述べることが礼儀と言えるでしょう。明るく祝福の気持ちをしっかりと表現することで、スピーチの雰囲気が整い、ゲストの皆さんも耳を傾けてくれるでしょう。あなたの心からのお祝いの気持ちが伝わるようにしましょう。
《文例》
「◯◯さん、◯◯さん、並びにご両家の皆様、本日はご結婚誠におめでとうございます。このような素晴らしい場にお招きいただき、心より感謝申し上げます。」
「◯◯さん、◯◯さん、ご結婚おめでとうございます。そして、ご両家の皆様、本日は本当におめでとうございます。素晴らしい結婚式でお二人をお祝いできることを、大変嬉しく思います。」
祝福の言葉は、簡潔にお祝いと感謝の気持ちを伝えましょう。新郎新婦やご両親が立っている場合は、「どうぞご着席ください」と付け加えることも忘れずに。緊張して忘れやすいポイントですので注意しましょう。
続いて自己紹介を行います。ここでは、新郎新婦との関係性や自分の名前を簡潔に述べるようにしましょう。あくまで主役は新郎新婦なので、自己紹介は短く済ませることが大切です。
《文例》
「ただいまご紹介にあずかりました、◯◯と申します。私は◯◯さんとは中学時代からの友人です。」
「司会の方よりご紹介いただきました、新婦の友人、◯◯です。◯◯さんとは小学生の頃からの幼馴染で、ずっと仲良くしています。」
司会者からの紹介を受けてスピーチが始まるので、その流れのまま自己紹介を先に述べ、次に祝福の言葉を述べる形でも構いません。
自己紹介の後に、「誠に僭越ではございますが、お祝いの言葉を述べさせていただきます。」といった言葉を添えると、自分より目上の方々への配慮が感じられて好印象です。
「結婚する友人との思い出エピソード」は、スピーチの中でも最も重要な部分です。良いスピーチを作るには、「褒める」ことを意識しましょう。あなたと新郎新婦の間柄だからこそ知っているエピソードを選び、友人の魅力的な一面を紹介すると、場が和みます。あなたの視点で語ることが大切です。
《文例》
「◯◯さんとは、小学校の時に同じクラスになりました。彼はその頃からクラスのムードメーカーで、思いやりがあり、優しく、男女問わず人気者でした。
隣の席になったことで仲良くなり、それから高校まで、登下校や部活、塾、週末までほぼ一緒に過ごすほどの親友でした。
中学校から高校3年生まで同じクラスにはなれず、ついに高校3年生で同じクラスになったとき、互いの教室に走って、廊下で出会い、スライディングする勢いで喜んだことは一生の思い出です。
◯◯さんが東京の大学に進学し、離ればなれになってしまいましたが、何かあるたびに長電話をして、お互いの携帯料金が高くなり、母親に怒られたこともありましたね。
◯◯(新郎)さんを紹介されたとき、幸せそうな◯◯さんを見て、私も幸せな気分になったことを覚えています。
◯◯(新郎)さんはとても男気があり、優しく頼りになる方なので、◯◯さんを幸せにしてくれることでしょう。
ただ、ひとつ心配なのは、普段明るくポジティブな彼女ですが、嫌なことがあると一人で抱え込むことがあります。〇〇(新郎)さん、〇〇さんには「何か困っていることはない?大丈夫?」と時々声をかけてあげてください。
そして、何かあったときはいつでも私に相談してください。いつでもお二人の味方です。」
友人の「優しい」「思いやりがある」「しっかりしている」といった良さが伝わるエピソードを織り込むと効果的です。話してほしくないことがないか事前に確認しておくと安心ですね。話を詰め込み過ぎるとスピーチが長くなりがちなので、「これだ!」と思うエピソードに絞って話すとまとまりが良くなります。
過去の恋愛についての話は絶対NG!
どんなに仲の良い友人でも、新郎新婦の暴露話は控えましょう。特に、過去の恋愛について話すことは避けるべきです。結婚相手がその話を知らない可能性があり、結婚式でトラブルが発生するかもしれません。新郎新婦に限らず、誰かを傷つける可能性のある内容は絶対に避けましょう。
自分の話ばかりしないこと!
結婚式は新郎新婦が主役です。自分の仕事の実績や自慢話をするのは避けましょう。参列者はあなたの話ではなく、新郎新婦の素敵なエピソードを聞きたいのです。スピーチは新郎新婦の話題を中心に構成しましょう。
結婚式で使ってはいけない言葉を避ける!
縁起が悪い「忌み言葉」に注意しましょう。以下のような言葉は、慶事では使わないのがマナーです。
以上の注意点を心に留めて、スピーチを成功させましょう。
ざっと挙げただけでも、忌み言葉や結婚式にふさわしくない言葉は、これほど多く存在します。中には普段何気なく使っている言葉もあり、「これもふさわしくないのか!」と驚かれる言葉もあったかもしれません。
結婚式のスピーチでは、「これは忌み言葉ではないか?」と常に気を付けることが大切です。ネガティブなワードや別れを連想させるような言葉は忌み言葉に該当する可能性が高いので、注意してくださいね。
いかがでしたでしょうか。スピーチの際のポイントやマナーを押さえて、お二人の心に残る素敵なスピーチをしてくださいね。あなたの友人代表スピーチが大成功しますように!