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花言葉に詳しい方なら知っていると思いますが、麦は花言葉に「富や繁栄」などを持つ縁起のいい植物。ウェディングブーケに使いたいと考えている方もいると思います。
しかし、麦をブーケに使うとなると、使い方が分からない方も多いのではないでしょうか?
麦ブーケのポイントは、麦のナチュラルな雰囲気を活かすことと、生花とドライフラワーどちらで使うかを決めておくこと。この2点からデザインを考えれば、イメージも自然と決まってきます。
この記事では、麦ブーケのアイデアや花言葉の意味・由来などを紹介します。
「麦をウェディングブーケに?」と思う方もいると思いますが、じつは麦はウェディングブーケの定番アイテムで、さまざまなシーンに使われています。
例えばブーケに高さを出すために使ったり、秋の雰囲気を出すために使ったり。麦だけでブーケを作ることもあります。
沖縄ウェディングにおいても、ブーケに取り入れることがあり、特にナチュラルウェディングやガーデンウェディングのブーケによく使われます。
ウェディングブーケでよく使われる麦は「花麦」という種類です。花麦とは二条麦や六条麦などを若いうちに刈り取り観賞用としたもののことで、スラリと伸びた葉や穂先から出た毛のような「芒(ノギ・ボウ)」が長いのが特徴です。
花が出回るのは、12月から4月上旬にかけて。刈り取ったばかりの生花は鮮やかな緑色をしていて、ドライフラワーにすると黄金色に変化します。ウェディングでは生花とドライフラワーの両方がブーケに使われています。
ちなみに、ウェディングブーケのほかにも桃の節句の花束や、正月飾りに使われることもあり、縁起事の飾り物としても知られています。
麦の出番が多いのはナチュラル感のあるブーケです。
例えば、長く残した茎をリボンで束ねた「クラッチブーケ」が代表的です。クラッチブーケの飾り気のないデザインが麦のナチュラルな雰囲気とよくマッチします。
また、秋の草花で作った「秋ブーケ」の素材としてもよく登場します。秋ブーケはシックな色で統一することが多く、ドライフラワーの麦が好まれます。
また、「パンパスグラス」や「スモークツリー」などのドライフラワーと合わせたドライフラワーブーケにもよく使われます。
ほかにも麦だけでクラッチブーケを作ることもあります。一見地味に思えますが、主張しすぎない美しさを持ったナチュラルなブーケに仕上がります。
麦は生花の緑色とドライフラワーの黄金色、2つの色を楽しめる花です。生花で使うと生命力あふれた印象に、ドライフラワーで使うと秋の訪れや実りを感じさせる印象になります。
生花で使えるのは花の刈り取り時期である12月から4月上旬まで。それ以降はドライフラワーを使用します。
生花とドライフラワーを季節に合わせて使うことで、ブーケの季節感を効果的に演出してくれます。
麦の花言葉には「富」や「繁栄」といった縁起のいい意味が多く含まれています。これは
ヨーロッパにおいて麦が人々の主食であり、収穫の象徴であることに由来すると考えられています。
そして驚くことに、麦が収穫の象徴である理由を紐解くと、じつに古代ローマやギリシア神話の時代までさかのぼると言われています。
ここでは、麦の花言葉とその由来から人と麦の歴史を解説していきます。
麦の花言葉はどれも豊かな未来を意味するものばかり。日本語・英語ともに意味は共通で、総じて縁起がいい花です。
また、麦はウェディングと縁が深い植物でもあります。今やあたり前となったウェディングケーキですが、古代ローマではケーキではなくビスケットやパンが使われていたそう。これは、ローマでも麦が収穫や繁栄の象徴であったためと言われています。
小麦は昔から現在まで、ウェディングシーンで長く使われ続けてきた植物なのです。
麦の花言葉の由来は、古くから麦を栽培していたヨーロッパにあると言われています。
麦が主食であるヨーロッパにおいて、麦の豊作は富の象徴でした。そのため、麦に富や繁栄といった花言葉が付けられたと考えられています。
また麦は収穫のシンボルとして扱われ、その様子は神話の中でも見ることができます。
例えば、豊穣の女神にして穀物の女神である「デメテル」のシンボルとして描かれていますし、ローマにおいては豊穣の女神であるケレスのシンボルともされています。
さらに、穀物を意味する「Cereal(シリアル)」は「Ceres(ケレス)」が変化した言葉だと言われています。
麦の花言葉は、人と歩んできた長い歴史から生まれたものなんですね。
ここからは麦を使ったナチュラルなイメージのブーケを3つ紹介します。
麦のブーケは、麦を主役に使うか脇役に使うかで花選びがガラッ変わってきます。麦を主役にする場合は派手な花を使わず、麦を引き立ててくれるものを。脇役に使う場合はナチュラル感や季節感を引き立てることを意識しましょう。
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緑色が美しい、生花の麦を束ねたクラッチブーケです。生命力あふれる緑色のブーケは、麦の生花が出回る12月~4月上旬だけの期間限定。大きく広がった芒からも活力を感じられます。
生花の花麦の特徴は、ドライフラワーよりもボリュームがあること。花麦はドライフラワーにすると全体的に小さくなり、芒も広がらずに真上を向いてまとまります。そのため、ボリューム感のあるブーケを作りたい場合は、生花の状態で使うのがおすすめです。
また、このブーケはリボンに花を添えてアクセントにしています。合わせる花を変えると、全体的な印象も変わりそうですね。
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こちらは、シックな色の秋の草花で作った秋ブーケ。麦を脇役に使った例です。
ブーケのメインに使われているのは、ダリアやバラといった大ぶりの花たち。花だけでもブーケが成り立ちそうですが、バックに高さのある草たちを添えることで、よりボリュームを出しつつ、秋らしさを演出しています。
ドライフラワーにした麦は光沢のある落ち着いた色調ですが、光沢のある黄金色が美しく、メインの花を引き立たせるのにピッタリ。秋ブーケを作る際には積極的に取り入れてみましょう。
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ドライフラワーの麦と小花を組み合わせたクラッチブーケ。小花を台座のように使っており、色も主張しすぎない薄紫を選ぶことで、麦とのバランスを取っています。
麦のドライフラワーが小さくまとまる性質を活かして、全体的にタイトなシルエットでまとめているのもポイントです。
また、このブーケは和装用に作られており、リボン部分には縄が使われています。リボンの素材を変えるだけで全体のイメージがガラッと変わってきますね。
麦は古くから豊穣・収穫のシンボルとして扱われてきた縁起のいい植物です。ウェディングとも長い縁があるため、ぜひウェディングブーケに取り入れてみてください。
生花の生命力あふれる姿とドライフラワーの秋の訪れや実りを感じさせる姿、どちらを使うかで麦のブーケは印象がガラっと変わります。作りたいブーケイメージはもちろん、結婚式を挙げる季節や会場の雰囲気、衣装とのバランスを考えて決めたいですね。
麦の花言葉「富」や「繁栄」二人に訪れるように、麦のウェディングブーケで二人の門出を祝ってみませんか。