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沖縄の「かりゆしウェア」 ってどんな服?歴史や特徴、結婚式での着こなし方を紹介

沖縄の「かりゆしウェア」 ってどんな服?歴史や特徴、結婚式での着こなし方を紹介

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沖縄の結婚式といえばかりゆしウェア。ゲストを招待する際に「服装はかりゆしウェアでお願いします」と案内する場合も多いです。

しかし、沖縄だからといってかりゆしウェアがマストというわけではありません。

この記事では、ゲストから服装について質問されても大丈夫なように、かりゆしウェアの基本知識やよくある服装の疑問にお答えします。

 

結婚式を快適に楽しくする「かりゆしウェア」

1年の大半が夏日になる常夏の島沖縄。スーツで過ごすには正直きつい気候です。
そこで考案されたのが沖縄の夏の正装「かりゆしウェア」。
正装のため結婚式で着用しても当然OK!まずはかりゆしウェアについてご説明します。

 

そもそもかりゆしウェアって?歴史と特徴

沖縄の気候の特徴は「高温多湿」、「スーツを着るには暑い!」という声から作られたのがかりゆしウェアです。

気象庁の統計データから2018年の気象データを見ると、平均最高気温が25度以上になるのは5月から11月の7か月間。そのほかの期間でも19度を下回ることはありません。さらに湿度は1年を通じて65%以上です(出典:気象庁)。

そのため、結婚式を始め、ビジネスシーンでもかりゆしウェアが広く用いられています。
沖縄の人々の「無理をせず自然とよりそって生きる」という性格ともうまくマッチし、今では沖縄の夏の正装としてすっかり定着しました。

かりゆしウェアが登場したのは1990年。1970年に発案された「沖縄シャツ」を改良・改名して作られました。
「沖縄シャツ」は、沖縄の観光PRを目的に作られましたが、柄のバリエーションが少なかったため、あまり普及しませんでした。

そこで、かりゆしウェアには柄やデザインを豊富に用意しました。
そして、官公庁を中心とした地道な普及活動を実施。2000年の九州・沖縄サミットで各国首脳が着用したこともあり、沖縄で広く着られるようになったのです。

そんな歴史を経て定着したかりゆしウェア。リゾート感もあるので、リゾート婚を挙げるカップルたちに支持され、今では沖縄ウエディングの顔になっています。

 

アロハシャツとはどう違う?

かりゆしウェアは、アロハシャツのデザインと大変似ており、一目見ただけでは見間違えてしまうかもしれません。
それもそのはず。かりゆしウェアはアロハシャツのデザインを元に作られているのです。

かりゆしウェアとアロハシャツは、どちらも襟の開いた半袖シャツをベースにしており、基本的なデザインはほぼ同じです。そのため、形状に差はほぼありません。

かりゆしウェアがアロハシャツと大きく違うポイントは「絵柄」です。アロハシャツはパイナップルやヤシの木などの南国をイメージさせるものをモチーフにしていますが、かりゆしウェアは植物をあしらった柄や沖縄伝統工芸の織物を模した柄などが一般的です。

沖縄のPRを目的としているため、一目見て「沖縄」と分かる柄なんですね。

 

沖縄で結婚式をするならかりゆしウェアを着よう!

沖縄で結婚式をするならかりゆしウェア!
服装が身軽になるのはもちろん、心までウキウキと身軽になるのがかりゆしウェアの魅力です。
次は、かりゆしウェアの着こなし方や人気ブランドをご紹介。心がウキウキする一着を見つけるお手伝いをします。

 

かりゆしウェアの着こなし方は?

かりゆしウェアは夏の正装ですが、じつはボトムスにインするのは間違い。裾は外に出して着用しましょう。裾を出すことで楽に着こなせるうえに体感温度も下がるんです。

スーツに慣れていると裾を出して着ることをためらうかもしれませんが、これが沖縄流。
かりゆしウェアは沖縄の夏を涼しく快適に過ごすことを目的として考案された服のため、ワイシャツの扱いとはちょっと違うんです。

また、男性の場合、ボトムスはスラックスを合わせることが多いのですが、裾を出すとベルトの締め付けがなくなるのでお腹周りが楽になります。
特に高齢のゲストを招待する場合は助かるポイントで、少しでも楽に過ごしてもらいたいと考えるならかりゆしウェアはとてもありがたい存在です。

 

女性物はデザインのバリエーションが豊富でかわいい

女性物のかりゆしウェアは、シャツデザインのほかにワンピースデザインが用意されています。
このワンピースデザイン、サマードレスのようなリゾート感とカラフルな柄がとってもかわいいんです。結婚式で着れば華やかさが一気にアップし、場の雰囲気がぐっと明るくなります。

さらにワンピースデザインには、スリムラインやゆったりしたAラインなど、複数のラインがラインナップされているのも嬉しいポイント。着る人に合わせてデザインを選ぶことができます。
ワイシャツデザインは合わせるスカートを選ぶ必要がありますが、ワンピースタイプなら1枚で決まる点もありがたいですね。

 

かりゆしウェアの人気ブランドを知ろう

沖縄にはかりゆしウェア専門店が多くあります。ここでは、かりゆしウェアの人気ブランドを3つご紹介します。

①MAJUN

沖縄本島に2店舗を構える人気ブランド。
こだわりぬいた良質な生地を使用しているため、着心地抜群。さらに、柄は全てMAJUNオリジナル!MAJUNでしか手に入らないハイセンスな柄が並びます。

また、かりゆしウエディングでの着こなし提案も行っているため、悩んだら相談してみましょう。

②MANGO HOUSE

「とことんデザインにこだわる専門店」を宣言するほど、デザインに力を入れています。
遊び心とインスピレーションを大切にしたデザインで、MANGO HOUSEならではの「おっ」と思うデザインに出会えます。
日本人の肌に合う色彩や着心地を追及しているため、着心地も◎

③沖縄アロハシャツファクトリー

創業43年の老舗ブランド。アロハシャツブランドでしたが、かりゆしウェアも取り扱うようになりました。
かりゆしウェアはすべて職人手作りのため、着心地がいいのはもちろん、縫製技術がしっかりしているのも特徴です。
かりゆしウェアを思い出に取っておきたい方におすすめのブランドです。

 

かりゆしウェアはどこで手に入れるの?

かりゆしウェアの入手方法は購入とレンタルがあります。
まず購入する場合ですが、沖縄で購入するほかに通販でも購入することができます。沖縄で購入するのは、実際に手に取って見られる利点があるのですが、結婚式直前に買いに行かないといけないため、時間の余裕がなくなってしまうデメリットがあります。

そのため、事前にサイズや柄を選んでもらい、早めに通販で購入することをおすすめします。沖縄のかりゆしウェア専門店が運営するオンラインショップなら、詳しいことも問い合わせることができるので安心です。

レンタルの場合は、かりゆしウェア専門店か結婚式場でレンタルが可能です。かりゆしウェア専門店はデザインを豊富に取り扱っているメリットがあり、結婚式場は当日の準備がスムーズに行えるメリットがあります。
スケジュールを考えて、入手方法を考えましょう。

 

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沖縄で結婚式*かりゆしウェア以外の服装は?

沖縄の結婚式といえばかりゆしウェアというイメージがありますが、もちろんかりゆしウェア以外の服でもOKです。
ここでは、ゲストがかりゆしウェア以外で参加する場合の服装についてご説明します。

 

男性は黒の礼服を着よう

一般的な結婚式では黒の礼服に白のネクタイを合わせるのが基本ですよね。沖縄の結婚式でも、基本は同じ、黒のスーツと白のネクタイなんです。

沖縄は暑い時期が長いため、かりゆしウェアの出番が多くなりますが、スーツとネクタイがNGというわけではありません。かりゆしウェアはあくまでも夏の正装なのです。もちろん沖縄の方も夏場以外はスーツを着用します。

また、新郎新婦のご両親が礼儀や格式を重視する場合、かりゆしウェアに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。
その場合はスーツとネクタイをドレスコードに指定した方が安心いただけると思います。

結婚式を挙げる時期の気候も考慮して、ドレスコードをスーツにするかかりゆしウェアにするか、よく相談して決めておきましょう。

 

女性はパーティードレスがおすすめ

かりゆしウェア以外の服装の場合、一般的な結婚式の服装と同じと考えればOKです。
一般的な結婚式ではパーティドレスを着用することが多いと思います。沖縄の結婚式でも同様にパーティドレスの着用をおすすめします。

デザインは特に決まりがないのですが、パステルカラーや発色の良いベージュなどの明るいデザインをおすすめします。
これは、沖縄の結婚式はロケーションを活かした会場が多く、会場に光を多く取り入れるデザインの結婚式場が多いためです。

また、美しいガーデンやビーチを利用したガーデンウエディング会場も多いため、自然光で映える明るいデザインがおすすめなのです。
ちなみに、合わせる靴はヒールが低めのパンプスかストラップ付きサンダルがおすすめ。ビーチでの集合写真が人気のため、屋外で動きやすい靴を合わせると快適に過ごせます。

 

一般的マナーをベースに沖縄に合ったコーディネートを

男性と女性のどちらも、基本は一般的な結婚式のマナーをベースに考えた服装と考えれば問題ありません。
ただし、男性はかりゆしウェアか黒のスーツの2択になってしまいますので、暑い時期に結婚式を行う場合はかりゆしウェアを指定した方がいいでしょう。

ガーデンウエディングを行う場合や、演出を屋外で行う場合など、沖縄の結婚式は屋外に出る機会が多いため、少しでもゲストの負担を減らすことを考えましょう。
特にお子さんや高齢のゲストは体力がないため、長時間にわたる結婚式はどうしても疲れてしまいます。

ゲスト全員に楽しい時間を過ごしてもらえるように、ゲストの立場になって服装を考えましょう。

 

沖縄で結婚式をするときの服選びのポイント

沖縄の結婚式に参加するゲストが特に悩むポイントが服装です。沖縄は本州と気候が大きく異なるため、どの時期にどのような服を着ればいいのか分からないためです。

また、合わせる靴や衣装の入手方法も悩むポイント。ゲストに質問されてもスマートに案内できるように、悩むポイントを抑えておきましょう。

 

冬の服装は?沖縄は何月から寒いの?

沖縄の冬の服装は、「スーツ&ドレス」です。また、沖縄が寒い時期はありません。
沖縄は1年を通して温暖なため、一番気温の低い2月でも平均最低気温が14.4度、平均最高気温が19.6度です(出典:気象庁)そのため「寒い」と感じる時期はないのです。

ただ、1年を通してかりゆしウェアを着ているわけではなく、比較的気温が低くなる12月から3月はスーツ&ドレスを着用しています。

しかし、12月ごろは日によって暖かい日もあるため、かりゆしウェアで過ごせる場合もあります。
こればかりは当日にならないと分からないため、男性は、スーツとかりゆしウェアの両方を用意してもらい、女性はドレスと羽織ものを用意してもらいましょう。こうすることで気温に合わせた対応が可能です。

気温の下がりきった1月から3月はスーツ&ドレスで問題ありません。

 

靴はどんなものを選べばいいの?

スーツ&ドレスに合わせる場合は、革靴やパンプスで問題ありません。
しかし、かりゆしウェアに合わせる靴は厳密な決まりはありません。男女別に見ていきましょう。

男性の場合

ボトムスに合わせて靴を選ぶと自然に決まります。スラックスに合わせるのであれば、革靴やビジネスデザインのスニーカーなどを、チノパンやハーフパンツに合わせるのであれば、スニーカーやサンダルが合います。

女性の場合

ヒールが低めのパンプスやストラップ付きサンダルがおすすめです。
靴は服装の雰囲気をまとめる役割がありますので、ゲスト間で雰囲気がバラバラにならないよう、新郎新婦から事前に案内をしておきましょう。

 

ゲストの悩みを解決して楽しいひとときを!

沖縄の結婚式はとにかく楽しいです!そして、正しい服装選びをすることで心置きなく楽しむことができます!

結婚式で悩みがちな服装。楽しい結婚式を楽しく快適に過ごしてもらえるように、事前にアナウンスをしておきましょう。
服装の心配がなくなれば、ゲストも心行くまで結婚式を楽しめますし、新郎新婦も心配なく過ごすことができますよ。

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